Rubicon/42


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$C5

ケイトはラボにあまり来なくなった。私は彼女にそれを問いただしてみたが、彼女は喋ろうとしなかった。彼女との距離が遠く感じられた。彼女はもはや私がばか者だと言うことはなかった。彼女はもう私と同じ分野で働くことも無かった。彼女は私よりもクラスの高い分野で研究をしているようだった。彼女は私を見た。彼女は私が自分ですべきことだと思っていたことをしたのだと確信していたのだ。

人々(彼ら?)はもう触れることの無い分野のいくつかの項目のセンセーションで、切断手術を受けた患者が最も頻繁に起こす精神学的な病気は『魂の痛み』だと言っていた。ケイトは心の中で感じた超現実的と思えるほどの温かみだった。だがそれは私の体から彼らにずっと前に取り除かれてしまっていた。

私はまるで手足の無い人間だ。彼女は私の魂のようなものだった。

@PICT 204

$C5

彼女の魂を奪ったのはお金ではなかったし、技術でもなかった。感傷的な子供で技術の中で落ち着いていたのが、金銭を回している内に本当に道を踏み外してしまっていた。それは、ある意味団結だった。君は、技術に体を売り、心もお金に売った。そして、両方とも失ったときに魂の座はすでに無くなっていた。君の命への愛は喉に銃口を突きつけてきた女性に変わった。

そう。そこで私は気づいた。かつて、私にとって大切だったただ一人の女性と対峙していた。そして、それは私の命の終わりだった。3人の男、1人の少女、4つの銃。中央の者は私に「私たちに形式を与える」と要求してきた。私の後ろのドアはゆっくり揺れながら閉じていった。動く時間はまだある。

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$C5

救世主にでもなったつもりか?哀れみなくして、戦わずして、勝利せずして。しかし、私ならむしろこう言う「私は人形ではない」。C-4研究所で自分のファイルをロックする時ではない。解放を押しつける時ではない。かつて、間違ってやってしまったものが一瞬で破壊される時でもない。唯一の弱いつながりは私自身の心だ。君は救世主にはなれない。それは、向けられた銃が君の腹、喉元、顔に突きつけられた時だ。そして君は「私は人形ではない」と言う。

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Last Modified: 2021-11-02 11:12:23