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[[シナリオ紹介]]

*Marathon 1 for AlephOne
Marathonシリーズの一番最初のもの。
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*概要
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!!!重要!!!

概要や裏話では、かなりネタバレが含まれています。クリアしてから読まないと後でとてもがっかりした気分になること請け合いです。

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**はじまり
 時は未来※1、人類の科学技術は進み宇宙進出も活発になり、すでに月と火星に植民地を形成した。地球連合UESCは宇宙要塞として、火星の惑星フォボスを改造、ラムダエンジンを搭載し宇宙船Marathonを製造した。最新鋭の武装装備と、人間と同じかそれ以上の性能を持つ、制御や思考用AI「Leera」「Durandal」「Tycho」を内蔵するという期待の高い船であった。

 プレイヤーである君はMarathonとは別の小さな宇宙船に乗って、火星周辺のパトロールをする任に就いていた。いつもどおりの何も無い宇宙での退屈な日々。

 そこへプフォール(Pfhor)と後に名づけられる三つ目のエイリアンが急襲をかけて来た…。

 君はAIの一人であるDurandalによって外へ追いやられる。脱出ポットで抜けた後、君は近くにあるMarathonへと向かったが、すでにMarathonはエイリアンに侵略されていた。

 ここらへんはMiha氏の漫画を参照のこと。

 こんな調子でMarathon第一作目のストーリーが始まります。プフォールは他の星を力ずくで植民地にしながら、超高速で移動しては侵略を繰り返すエイリアンです。当然地球と話し合うこともなく、いきなり襲ってきたわけです。

**反撃と状況悪化
 Marathonは反撃の間もなく進入を許し、白兵戦では次々と白旗を揚げる無残な結果になりました。肝心のAIも、プフォールが支配する奴隷エイリアンの一つ「スフト」に属する「コンパイラ」によって情報戦で負けが込んできました。

 Durandalはすでに発狂しており、Tychoは破壊され敵の手に落ちました。残った最後のAIリーラは必死に抵抗しながら、BOB※2を避難させつつしつつ、現れたあなた(プレイヤー。以下「あなた」に統一)にエイリアンを排除するよう頼みました。


 あなたはリーラの指導に従い、押されつつも順調にプフォールなどを撃退し、要所を閉鎖して新たな進入の防止、残ったBOBの救出※3などを行っていきます。


 しかし、とうとう最悪の状況になりました。リーラが攻撃を受け、とうとう停止してしまったのです。


 残ったのはあなたと狂ったAIDurandalだけ。Durandalは落ち着きを取り戻していたとは言え、いたずらをする子供のようにあなたを無酸素空間や敵の真っ只中にテレポートし、妙な動きをするプラットフォームのある部屋でパズルのようなことをさせたりし、惑わします。

**奮起
 しかし、Durandalも実は遠大な計画を遂行していました。それは今までデジタル空間で戦っていた相手、プフォールの奴隷であるスフトのコンパイラ達との意気投合です。誇りの高い彼らはもともとプフォールの奴隷であることに不服を持ち、反逆を強く願っていました。しかしそれはプフォールの特殊なサイボーグ※4により支配されており叶わなかったのです。早速プフォールの宇宙船へあなたを送るDurandal。

 無事(?)サイボーグを破壊したあなたはプフォール軍を撤退させる最後の大仕事にかかります。リーラも復活し、反逆を開始したコンパイラと共に、劣勢となった三つ目のエイリアン(プフォール)達を蹴散らし、見事Marathonを取り戻しました。しかしその代償はあまりにも高いものとなったのです。BOBはそのほとんどが殺されるか、捕虜として逃げ帰ったプフォールに連れて行かれました※5。

 Durandalはリーラが復活すると同時に消え去りました。リーラはあの問題児であるDurandalがいなくなってよかったと言いましたが、結局Durandal(もちろんあなたも)はMarathonと、その向こうにある地球をプフォールの手から守ることに貢献したのでした。

 以上でM1A1のストーリー概要は終わりです。読んでくださってありがとうございました。

*Marathon裏話
**Marathonが出来るときの話
 火星及び月にも人間の基地は作られましたが、それらは昔でいうところの植民地のようなもので、圧政に苦しんでいました。さらに、火星に食料などの資源が少なく、地球とを結ぶ連絡船5隻のうち4隻※6が整備不良のためエンコ。そのため、火星の人々は飢えや物資不足にも悩んでいました。

 UESCはこの状況下において、さらに要塞を作ることにしました。これは外敵などから火星、月※7、地球を守ることが名目ですが、実際には火星を監視しつつ、反乱の際には文字通り要塞として活躍させることが目的だったのです。また、これを製造させられたのはもちろん火星の植民でした。容易に反乱を起こせず、さらに苦しむ植民でしたが、いつか来る反乱のときには使えるように、製造中だったMarathon内部の各所に隠し武器や弾薬を保存しました。プレイする人もそれらをいくつか発見すると思います。

 Marathonはこの表面上の平和の間は、連絡船の変わりに物資を運ぶ役をしていました。ただ、それでも十分ではありませんでしたが。
 
 そんな感じの時にプフォールが侵略を開始しました。

**Durandalの話
 設定やターミナルの文書によると、このころのAIは人間に近い性能を持つが故に稀に「発狂」という異常状態に入ることがあります(HAL2000の話を思い浮かべるといいとおもいます)。

 Durandalは発狂していながら、後のほうではプレイヤー及びスフトと連携してプフォールを撃退しました。


 これは何故でしょうか。


 詳しいことは解説書に書いてありますが、かいつまんで話すと、Durandalは今までの窮屈な宇宙船内だけの世界において命令ばかりの環境が気に入らず発狂し、プフォールを呼び寄せてしまったとのことです。プフォールの宇宙船を呼び寄せ、その船を奪って自由を手に入れることを願った、と後にターミナルで語っています。Durandalは発狂からしばらくすると正気を取り戻していき、自分の生みの親(と同じ類)であり、故郷のようなもである人間の手助けをするようになったのでしょう(性格は相変わらずひねてますが)。

*註釈
 以上のストーリーラインは僕の勝手な妄想ではありません。各所のターミナル及び、Miha氏による解説を参考にして記述しております。というかM1A1、Durandal、Infinityのストーリーをもし詳しく知りたければ、Miha氏の解説書を買うといいと思います。

 うろ覚えの部分があるので、間違っていたら指摘してください。僕自身も後でそうした点を発見したら直します。

-※1 年代を調べていないので保留です。実は年代記は二種類あり、一方はリーラが敵の情報のかく乱を狙ってわざとずらしたものがあるようです。どこかのターミナルにあるはずです。
-※2 Born On Board 「船上で生まれた者たち」の名の通り、Marathonとは限りませんが、宇宙船で生まれそだち、Marathonの乗務員となった者を総称してBOBと呼びます。Marathon1 ではまったくの無力ですが、Durandal、Infinityでは武器を持ち、ほんの少し頼もしくなります。しかし耐久力が低く、邪魔になり、誤射すると反撃してくるのが玉に瑕。
-※3 あるマップで課せられる任務です。一定以上のボブが殺されないように守ることで達成でき、通常とは別のストーリーを進むことが出来ます。しかし、その難易度がかなり高い、というよりボブがすぐやられるので、なかなか達成できませんが。
-※4 あるプフォール船内マップでお目にすると思います。ボスかと見間違うような巨大な敵キャラクタです。厳重な守りで固められており、高所から覗き込んだときに後ろからコンパイラに攻撃されたりしてびっくりしたものです(しみじみ)。英語版をやった方は動かない敵だったのであれはなんだったのかと思ったでしょうが、あれこそがスフトを特殊な力で支配していたサイボーグです。スフトは機械化率がかなり高いため、電磁波のようなもので支配できたのでしょう。後にある一個体が語りますが、コンパイラの体はいくつもありますが、その意識はある一箇所にしかなく、それを守るためには一個体の命はどうなってもいうくらいその解放への意識は高いようです。
-※5 記憶に間違いがなければ、この後、彼らはMarathon2 DurandalにおいてDurandalによって救助されます。

-※6 数がうろ覚え…。
-※7 月は広義では恒星の周りをを廻る惑星をさらに廻る星のことをいいます。よってフォボス、ダイモスも月とも言えますし、Durandalで探検するタウセチ(またはタウケチ)でも、ターミナルの絵にタウセチを廻る星を月と表記しています。しかし、これでは混乱するので、地球の月を「月」、名前があるものはそれで(「フォボス」など)、他所の月は惑星名を明記するようにします。

文責:概要と裏話をDurandal

*ダウンロード
一応bungieのREB氏の公認です
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-[[Marathon1 for AlephOne日本語版>Fileball:252653868]]
-[[Marathon1 for AlephOne日本語版 for SDL>Fileball:398269828]](Windows用)

*他の情報
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-http://gtr0210.blog.ocn.ne.jp/kt/2005/01/marathon.html